そこで出会った人たち

高校1年生で、なとなく始まった私の美容師人生。

初めて入った美容室には、いろんな人がいました。

まずは当時一番年配だったベテランの、11時〜18時まで勤務のパートのおばちゃん。

しつこいトイレ掃除を私に教えてくれた、おばちゃん。笑

彼女は、ものすごいヘビースモーカーでもありました。

私は学校が終わり、だいたいいつも夕方から出勤することが多かったので、その時間になると灰皿がもうえらいことになっている。

吸い殻にはショッキングピンクの口紅がべったり。

「おばちゃん、今日も吸いまくってんなあ」

なんて、よく思っていました。笑

そんなおばちゃんのことを、営業後に呼び捨てにして悪口を言っている男の先輩もいました。

まあ人間、いろいろあります。笑

女の先輩は、奄美大島から出てきた人。

ふっくらしていて、笑うとエクボがあったような、、明るい人でした。

そして男の店長。

このメンバー達が、まだ右も左も分からないアホな私の神様達でした!

女の先輩は、店長に恋をしていて、なぜが高校生の私が相談相手。笑

まあ店長確かに、イケメンだったかな?笑

ただその店長。

美人のお客様の時だけ、なかなか終わらない!

後ろで鏡を持ってスタンバイしている先輩が、私の方を見て、

「なげーよ!」

と目で訴えてくる。

あの顔、今でも忘れられない。笑

分かりやすい店長でした。

その店長は私にシャンプーやドライヤーを叩きこんでくれた人でした。

確か夏前くらいだったかな。

その店長が、いなくなりました。

さらにその後。

大好きだった先輩2人も、辞めることになりました。

気がつけば、あのおばちゃんと2人。

私、捨てられた犬みたいでした。笑

でも、私は辞めませんでした。

先輩達からは、

「一緒に辞めよ」

と言われたんです。

でも当時の私はまだ何も分からない。

でもただ、親への意地というか、

美容室でバイトすることを反対されたので

こんなにすぐ辞めて

「ほらみい!」

って、言われたくなかったのかも知れないです。

ただ、大好きだった2人が辞めると聞いたことは本当にショックでした。

そして辞める前。

営業後、テイクアウトしてきたマクドナルドを3人で食べながら話しました。

これからどうするのか。

3人で、いろんな話をしたんだと思います。

私はたしか、ダブチのセット。

誰かがファンタグレープだったような気がする。

3人がどんなふうに座っていたかもはっきり覚えています。

私にとっての、最後の晩餐の様な夜でした。

そして本当に、2人とも辞めていきました。

高校1年生。

まだ何も分からない私の美容師人生は、こうしていろんな人達に囲まれながら、少しずつ進んでいったのでした。

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